抱いて欲しいと懇願したら、すぐに力強い腕が自分を攫った。
されるがままにしていれば、優しいキスと嵐のようなセックスが待っていて。
快感の波に翻弄されながら。

ああ、何て幸せな時だろう・・・と。

ただひたすらに腕を伸ばせば、強く抱き寄せられてキスされる。
柔らかくて熱い舌が、自分の舌に絡みつくのが夢のように思えた。

「ロックオン」

キスの合間に呼べば、いつもよりずっと余裕のない顔をしたロックオンが自分に向かって微笑みかける。

「アレルヤ」

優しく呼ばれて、また熱が上がる。
低くて頭の中にまで浸透するような、ロックオンの声。
神経が戦慄いて止まらない。

「あっ、そ・・・な強く・・・したら・・・あっ!」

ロックオンが、より一層の結合を求めて腰を入れてくる。
衝撃が背骨から伝わって、どうにかなりそうだった。

「アレルヤの中、熱い」

うっとりと言われて、頬に血が集まる。
じゅぷじゅぷという水音が、やけに耳について仕方なかった。

「ロックオン・・・っ!も・・・もう・・・!!」

「何?もう駄目?」

ぐいぐいと奥の奥を突き上げながら、ロックオンが微笑する。
言葉にならない快感に、眩暈さえ起こしながら頷けば。

「じゃあ・・・・・・言って?」

「・・・っ・・・・・・?」

ロックオンの言葉が理解できなくて、視線を上げる。

「言って、俺のことが好きだって。欲しいんだって。そう、言って?」

動きを止めて、言葉を強請るロックオンに、何故か一層の愛おしさが込み上げて。
躊躇いもなく言葉を口にする。

「ロック・・・好き、好きだよ。貴方が好きなんだ。好きで好きで堪らなくて。・・・欲しくて」

瞳から意識しない涙が零れ落ちる。
それをロックオンの長い指先が掬い上げ。

「そんなに俺の事好きなのか?」

その言葉に、うんうんと首を振る。
駆け引きとか、スマートな告白とか、そんなものは最初から自分の中には存在しない。

彼を愛している。
ただそれだけ。

「くれる?僕に・・・ロックオン」

少しの慄きと共に窺えば。

「アレルヤ」

好きだ、と耳元で囁かれる。
と同時に、より一層奥へとロックオンが侵入してきて。

熱い塊に翻弄される。
口からは、言葉にならない嬌声しか出てこない。

「ロック・・・!あっ、あぁ・・・っ!!」

好きな人に抱かれる幸せ。
その人に素直に好きだと言える幸せ。

何にも変えられない・・・それが僕のシアワセ。





【あとがき】

2007年12月14日

ロックオン×アレルヤでしたm(_ _)m

「ロクアレで甘いやつ」というリクエストをいただき、書かせていただきました。
リクエストを送ってくださったみのり様、これで甘くなっておりますでしょうか><

飴屋は基本的にロックオンが好きなので、どうしてもロク←アレ気味になってしまいます。
でも、まぁ前回よりはね、うん(痛)。

もうちょっとこう・・・長い話が書けるように頑張ります。
甘く、うん、甘く!(←言い聞かせてる)